知って得する液晶テレビの選び方

液晶テレビを購入する際に、まず気になるのが画面サイズだと思います。
確かに、画面の大きさは液晶テレビを選ぶ際に重要なポイントの1つではありますが、そのほかにもたくさんの機能や仕様があります。
ここでは最近の気になる機能も含めて、液晶テレビの正しい選び方についてご紹介いたします。

液晶テレビにおける画面サイズの選び方

画面サイズは、テレビとの距離や部屋の広さを目安に決めましょう。狭い部屋に極端に大きいテレビを置いたり、見る位置から距離が離れているのに小さいテレビを設置したりすることは、目の疲れなどの原因になります。

一般的には、テレビの高さの3倍程度の距離が、テレビを見るのに最適だと言われています。例えば65インチの場合は約2.4m、42インチの場合は約1.6m、22インチなら約80cmは、テレビから離れて見ると良いということです。テレビを設置したい場所と普段テレビを見る場所(ソファなど)との距離を測って、どれくらいの大きさが適正なのか確認してみましょう。

また、テレビは設置する場所やシーンによっても選ぶ必要があります。家族みんなが集まる広いリビングであれば、50インチを超える大きい画面のほうが見やすいですし、子供部屋や寝室なら置き場所にも困らない24インチ程度の小型テレビが便利です。書斎などパーソナルで使用するものであれば、パソコンのディスプレイとテレビが一体になったものもあり、22インチ前後のものがおすすめです。

テレビの見やすさを決める「描写力」と「解像度」

描写力や解像度は映像の美しさや見やすさを左右する重要な部分です。画面サイズが同じでも価格差がある場合は、こういった性能に違いがあるからというケースも多いです。以下で、主なチェックポイントをご紹介いたします。

動きがある映像を見るなら

スポーツや映画のアクションシーンなど激しい動きが続くと、液晶の処理が追いつかず、残像になってしまうことがあります。これを低減する技術として「倍速液晶」、「倍速駆動」、「オーバードライブ回路」などがあります。これらの機能を搭載したテレビを選べば、激しい動きがある映像でも残像が少なくなり、快適に見ることができるようになるでしょう。

滑らかで美しい映像を求めるなら

風景や街並みなどのディティールをくっきりと再現したり、青空などの微妙な色の変化を滑らかに再現したりできるかは、テレビの映像処理性能によって決まります。各メーカーによって「映像エンジン」などと呼ばれていますが、高性能なエンジンが使われているほど映像の再現性が高いでしょう。

映像をより精細に表示するなら

映像の精細さを表すのが、映像の解像度(画質)です。液晶テレビの解像度の主な種類は「ハイビジョン(1366×768)」、「フルハイビジョン(1920×1080)」、「4K(3840×2160)」の3つ。32インチ以下のテレビはフルハイビジョン対応になっていないものも多いです。画質にこだわるならフルハイビジョン対応のものを選びましょう。4Kは新しい規格の超高解像度のテレビです。衛星放送を中心に試験放送も始まっており、数年以内にはBSで本放送が始まる予定です。価格は少し高くなる傾向にありますが、4K対応テレビを検討してみるのも良いかと思います。

そのほかの機能性もチェックしよう

テレビを快適に使うための機能の有無も重要なポイントです。その中の1つが「録画機能」で、最近は単に一発録画や予約録画をするだけでなく、さまざまな付加機能が付いたものが登場しています。例えば数日分の番組をすべて録画しておき、見忘れても後から視聴が可能なものや、関連するキーワードやタレントの名前が出ている番組を選別して録画するものなど、かゆいところに手が届くような機能が付いているテレビが出ています。

そのほか、インターネット対応のテレビであれば、より多くの情報を見ることができたり、さまざまなアプリを入れてコンテンツを楽しんだりすることもできます。最近はこのように、便利な機能が付いているテレビが多く登場しているので、自分のニーズに合った機能を選んでみてください。

このように液晶テレビは、画面サイズの違いだけでなく、性能や機能にも違いがあります。上記のような選び方を参考にしていただき、自分にぴったりな液晶テレビを見つけてみてください。
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