スマホで使うと便利なクラウドサービスとは

スマートフォン(通称:スマホ)でたくさんの写真や動画を撮影して、メモリーカードの中身がいっぱいになってしまった経験はありませんか? 自宅のパソコンに移したり、他のメモリーカードを利用する方法もありますが、最近ではクラウドサービスを利用してオンライン上にデータを保存するスタイルが定着しつつあります。ここでは、クラウドサービスの概要やどんなサービスがあるのかについて紹介しましょう。
(※各サービスの内容は、2015年7月時点のものです)

クラウドサービスとは

スマホ向けのクラウドサービスで代表的なものに、「オンラインストレージ」があります。これは「ネット上のレンタル倉庫」のようなもので、オンライン上に自分専用の倉庫を作り、そこに写真や動画、ファイルなどのデータを保管することができます。
ネットにさえ繋がっていれば、どこからでも閲覧したり、ダウンロードしたりすることが可能です。代表的なクラウドサービスには、以下のようなものがあります。

■各クラウドサービス一覧
Googleドライブ Googleドライブ
Webブラウザ上でワープロや表計算ファイルを閲覧できるだけでなく、編集することもできるため、プライベートはもちろん、仕事でも活用できます。
SugarSync(シュガーシンク) SugarSync(シュガーシンク)
SugarSyncはパソコンとの相性が良く、いちいちブラウザ上でデータをやり取りしなくても、Windowsのエクスプローラ上の操作だけで、自動的にファイルの共有や同期が可能になります。スマホ上でも使いやすく、パソコン上に保存したデータの閲覧が楽に行えるでしょう。
Dropbox Dropbox
指定したフォルダとオンライン上のデータを同期させられるので、アップロードが簡単。スマートフォンでは、写真を撮影したら自動でアップロードする機能も利用できます。
■各クラウドサービスの無料・有料プラン
クラウドサービス 無料サービスの容量 有料サービスの容量・価格
Googleドライブ 15GBまで 100GB:1.99米ドル(約247円)/月額
1TB:9.99米ドル(約1,238円)/月額
などのプランがあります。
※日本円は2015年7月末時点での金額
SugarSync(シュガーシンク) 通常は有料プランのみ。
※現在は無料のトライアル版や、友人を紹介すると無料で受けられるお得な制度があり。
30GB:500円/月額
100GB:1,000円/月額
容量によって複数のプランが用意されています。
Dropbox 2GBまで(個人向けの場合) 1TB:1,200円/月額

クラウドサービスの悩みどころは?

無料プランの場合、容量の少ない文書や表計算などのファイル、小さい写真データの保存としては便利ですが、HD動画や高画素の写真データを保存すると、すぐに制限された容量に達してしまうこともあります。
有料プランに申し込むのも1つの方法ですが、よほど大きい容量のプランを選ばない限り、本格的なバックアップやたくさんの動画、画像データを保存するのには向いていないと言えるでしょう。また、月々の出費もかなりのものになってしまいます。

本格的なバックアップをしたいときは?

「大切な写真や動画ファイルなどをバックアップも兼ねて、手軽にスマホからでもアクセスしたい」という人は、「Fotogenic(フォトジェニック)」を活用してみてはいかがでしょうか。
Fotogenic(フォトジェニック)とは、自宅にデータの倉庫であるHDD(ハードディスク)を設置し、スマホやパソコンのデータを保存やバックアップ、さらに共有ができるクラウドストレージです。

>>フォトジェニックとは?

■Fotogenic(フォトジェニック)の特徴

従来の外付けHDD

スマホの中のデータをバックアップする際、わざわざパソコンに接続して保存をする必要がありました。

Fotogenic(フォトジェニック)の場合

オンライン上での操作が可能となるため、ネットが接続されていれば、外出先からでもデータの保存や閲覧ができ、いちいちパソコンに接続する煩わしさが解消されます。

■Fotogenic(フォトジェニック)のコストパフォーマンスは?

Fotogenic(フォトジェニック)は、初期投資は必要になるものの、その後のランニングコストは必要ありません。
そのため、月額のクラウドサービスと比較しても、2年程度で元が取れる計算になるでしょう。

いかがでしたでしょうか。上記の内容を参考にしていただき、小容量のデータは無料のクラウドサービス、大容量のデータはクラウドストレージ機器を活用するなど、ニーズに合わせてデータのバックアップをしてみてください。
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