パソコン用の液晶ディスプレイにもさまざまな種類があり、間違った選び方をすると見づらかったり、目が疲れやすくなったりします。
特にゲームを楽しむ際は、ゲームをするのに適したディスプレイを選ぶことが大切です。
今回は、ゲーム用ディスプレイの選び方についてご紹介します。
現在、液晶ディスプレイは「TFT(アクティブマトリックス方式)」と呼ばれる駆動方式が用いられることがあります。TFTの中でも、「TN方式」や「VA方式」、「IPS方式」などに細分化されており、それぞれに特徴が見られます。
パネルの種類 | メリット | デメリット |
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TN方式 |
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VA方式 |
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IPS方式 |
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IPS方式のパネルは綺麗に映るからといって安易に買ってしまうと、ゲームではとても見づらいといった失敗をすることもあるので、仕様をよく確認するようにしましょう。IPS方式でも「高速応答IPS方式」を採用しているものは、動きの激しいゲームや動画などでも見やすく、色の再現性も優れているといえます。
格闘ゲームやシューティングゲームなどをしていて、「避けたつもりなのに当たってしまった……」なんて経験はないでしょうか。
これは、液晶画面が表示遅延していることが原因の1つとして挙げられます。ゲーム機の操作とディスプレイの表示にズレ(遅れ)が生じてしまうことで、アクションゲームをする場合に支障が出てしまうのです。
液晶ディスプレイによっては、この内部フレームの遅延を極限まで少なくする専用回路を搭載しているものもあります。これまでは1フレーム以下の遅延であれば、ゲームに適したディスプレイと考えられてきましたが、最近では遅延を0.1フレームに抑えたものも登場してきています。ゲーム用のディスプレイを選ぶ場合は、できるだけ表示遅延の少ないものを選ぶと良いでしょう。
パソコンやスマートフォンなどが急速に普及するにつれて、ブルーライトの影響が問題視されています。
ブルーライトは、波長が380~500nm(ナノメートル)の青色の光のことで、目への負担が大きく、目が痛くなったり、疲れやすくなったりします。
また、寝る前にブルーライトを見つめると体内時計が狂い眠りにくくなってしまいます。そのため、夜遅くまでゲームで遊んだりすると、ますます眠れなくなるといったトラブルもあり、パソコンだけでなくスマートフォンでも同様の症状が出ています。
しかし最近では、このブルーライトを低減させる機能を持ったディスプレイも発売されているため、目を酷使するゲームには、低減機能が付いたディスプレイを選ぶことで、目の負担が軽減できます。
ブルーライトは、ディスプレイにフィルターを貼ることでも低減させることができますが、モニターのサイズが大きくなるにつれてフィルターの価格も高くなる傾向にあります。また、フィルターは外付けになってしまうため見た目が格好悪くなることもあるので、製品自体にブルーライト低減機能が付いているものを選択するのがおすすめです。