音がキレイ?ハイレゾ音源とはどんな音源?

手軽に高音質な音楽を楽しむ方法には、CDで聴いたり、ネット上の音楽配信を利用したりするのが一般的ですが、「ハイレゾ音源」で超高音質な音源を聴くという方法が、最近話題になっています。
ここではハイレゾ音源とはどんなもので、聴くにはどのようなものが必要かなどを簡単にご紹介いたします。

ハイレゾ音源の呼び名の由来

ハイレゾとは「ハイレゾリューション」の略で、「高精細」や「高解像度」という意味があります。ハイレゾは音楽データの情報量がとても多いため、より原音に近く、本当にスタジオで生演奏を聴いているような感覚になる、高解像度の音楽データです。特に、普段からスマートフォンなどの音楽配信で聴かれている方は、その違いをはっきりと実感できるのではないでしょうか。

■ハイレゾとは?

■CDとハイレゾのイメージ

<CDのイメージ>

CDに入れる情報量におさえるため、記録しきれない音の領域がありました。

<ハイレゾのイメージ>

ハイレゾは、CDでは入りきらなかった 情報量をたくさん持っています。

ハイレゾ音源ってそんなに良いものなの?

データ化されている音楽の音質を左右するものとして、「サンプリング周波数(kHz)」と「量子化ビット数(Bit)」があります。まずはこの2つについて簡単にご紹介しましょう。

サンプリング周波数(kHz)

サンプリング周波数は、アナログ信号をデジタル信号に変換する際に、どれくらいの間隔で記録しているかを表す数値です。単位は(kHz)で、数値が大きいほど記録間隔が狭く、原音に近い高音質で記録されているということになります。CDは44.1kHz、ハイレゾ音源は96~192kHzが主流です。

量子化ビット数(Bit)

量子化ビット数は、音の大小をどれくらいの細かさで記録しているかを表しています。単位は(Bit)で表され、数値が大きいほど音の強弱が滑らかとなり、より原音に近づきます。CDは16Bitで、ハイレゾ音源は24Bitが主流です。

■各音源の情報量比較

いずれも、ハイレゾ音源の数値がCDを上回っているため、CDより更に生音に忠実で、レコーディングのマスターテープに近いレベルで聴くことが可能になります。そのため、抜けるような空気感や臨場感、今まで聞き取ることができなかった微妙な音の変化まで、感じ取ることができることでしょう。
データ量はCDの3~6倍程度、音楽配信に比べると18倍以上にもなります。なかなか文章ではその音質を伝えきることはできませんが、実際に聞いてみればその違いに納得していただけるはずです。

■データ量はCDの最大6倍!

ハイレゾ音源を楽しむためには

「高音質なのはわかったけど、機材にお金がかかりそう……」 と思われる方も多いと思いますが、手軽で簡単に楽しみたいという場合、パソコンやスマートフォンでも聴くことができます。音楽はデータとして配信されているので、専用の音楽配信サイトからダウンロードして聴くのが一般的です。

しかし、ハイレゾ音源の高音質をより楽しむならハイレゾ対応のヘッドホンやネットワークオーディオなど、最大限に生かせる周辺機器の購入を検討してみてください。詳細については「ハイレゾ音源を楽しむために必要な機器とは?」でも詳しく説明しておりますので、参考にしてみてください。

>> 「ハイレゾ音源を楽しむために必要な機器とは?」 はこちら

ハイレゾ音源の音を実際に聴きたくなってきたという方もいらっしゃるのではないでしょうか? ハイレゾ音源の音楽配信サイトによっては無料サンプルなどで手軽に聴いてみることも可能です。次のコーナーでは実際に必要な機器について詳しく見ていきましょう。
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