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RockVision 3Dは、7型の裸眼3Dモニターであり、USBケーブルでPCと接続して用いるサブモニターである(写真1)。立体表示方式は、3D携帯電話などに用いられているパララックスバリア方式だ。
パララックスバリア方式の3Dモニターは、写真2のようにモニター上にストライプのバリアが並んでおり、バリアとバリアの間のスリットから映像を観察することになる(図1)。 このストライプのバリアのはたらきにより、各眼にはお互いの映像を見ることができなくなるので、裸眼で3D映像が観察可能である。表示させる映像は、右眼用と左眼用の映像のストライプが垂直方向に交互に配置された垂直インターリーブという形式である。
表示される3D映像の画質は、800×480ピクセルとあまり解像度が高くないこと、モニターに表示される映像を左右眼用の映像として空間分割していること、パララックスバリアにより暗く表示されることから40型程度のシャッターメガネ方式の3Dモニターと比較するとつらいものがある。しかし、サブモニターとして割り切れば、問題なく3D映像を見ることができる。
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写真1 USBケーブルでRockVision 3DとPCを接続したところ |
図1 パララックスバリア方式 |
![]() 写真2 接写するとパララックスバリアが見えてくる |
RockVision 3Dは、基本的に付属の再生ソフトで3D映像を鑑賞する(写真3)。 仕様に書かれている再生可能なフォーマットは、フルとハーフのサイド バイ サイド形式、トップ アンド ボトム形式、ライン インターリーブ形式(水平インターリーブ形式)、アナグリフ形式である。ライン インターリーブ形式とアナグリフ形式は、アナグリフメガネを用意する必要がある。 ただし、実際に試したところ、アナグリフ形式については、アナグリフメガネが必要であったが、ライン インターリーブ形式については、アナグリフメガネなしに再生することができた。 3D映像ファイルは、AVCHDやMPEG2などさまざまな映像フォーマットに対応しているので、仕様の上では再生できない3D映像ファイルに出くわすことは少ないと思われる。ただ、付属のプレーヤーソフトは重く、落ちることもしばしばある。このため、どのような設定であれば落ちるのかについてテストしながら使用していくことになる。実際、筆者のPCでも付属のプレーヤーソフトで再生できなかったファイル形式があった。 RockVision 3Dは、「挑戦者シリーズ」という製品設定で、Webを通してユーザーが試行錯誤したり、ユーザー同士が情報交換したりして問題を解決していく方法が採られている。以下に述べるように付属ソフト以外の使用も、その解決策の1つである。 |
![]() 写真3 付属ソフトで3D映像を表示して
いる様子 |
付属のプレーヤーソフト以外で、RockVision 3Dに3D映像を再生するためには垂直インターリーブ形式で表示可能なプレーヤーソフトが必要になる。
一般的に用いられる3D映像のプレーヤーソフトであるStereoscopic Player(3Dtv.at)は、垂直インターリーブ形式に対応しているため、3D映像を再生することができる(図3)が、フリーの3D映像プレーヤーであるStereo Movie Playerなどは、対応していないため、再生することができない。
YouTubeの3D映像は、垂直インターリーブ形式に対応しているためブラウザをRockVision 3Dに表示させて、垂直インターリーブに表示を設定し、全画面表示させると3D映像を見ることができる(図4、5)。このように、プレーヤーソフトが垂直インターリーブ形式に対応していれば、3D映像が表示される。付属のプレーヤーソフトで再生が難しい場合は、Stereoscopic Playerなどの代替の3D映像再生ソフトを用いることも検討して使うと良いだろう。
現状では、After Effects CS5.5のエフェクトの3Dメガネには垂直インターリーブでプレビュー表示させることができないが、将来的に表示させることができれば、RockVision 3Dにプレビュー表示させることが可能になる。そうすると、裸眼3Dモニターを利用した3D編集環境が安価に構築することができるだろう。
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図3 Stereoscopic Playerで3D映像を表示している様子 |
図4 YouTube 3Dの表示設定を垂直インターリーブに設定 |
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図5 YouTube 3Dの映像を表示している様子 |
裸眼3DサブモニターのRockVision 3Dをどのような場面で使用するかを考えた場合、3Dメガネもコンセントも必要ないという手軽さから、3D映像素材の確認、デジカメで撮影した3D画像やWeb上の3D映像の視聴が主な利用方法となろう。3D映像の完パケやBlu-ray 3Dを1本全部視聴する場合など、本格的に3D映像を見る場合には大画面の3Dモニターや3D対応プロジェクターで鑑賞したほうがいい。しかし、2Dモニターを使用して3D映像の編集作業を行っている場合や、メガネを使用した3D対応のモニターを利用している場合には、RockVision 3Dのような裸眼3Dモニターがあれば便利な場合がある。
というのも、普段は2Dモニターを使用していても、3D映像を見る必要が生じた場合には、RockVision 3DをUSBケーブルでPCに接続するだけでセッティングが完了する。メガネを使用した3D対応のモニターを使用していても、いざ3D映像を見ようとしたときに3Dメガネが所在不明になり、探索に時間を要することが筆者にはよくある。このようなときに、3Dメガネが不要な3Dモニターの便利さを実感する。このように、RockVision 3Dは、編集作業やパーソナルユースの場面で、ユーザーが利用方法を発見していく製品である。
価格:¥1万9800 (税込) ※
発売:2011年8月24日
問い合わせ先:アイ・オー・データ機器
TEL 0120-777-618
URL :http://www.iodata.jp/
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