この道うん十年のベテラン店員「くわっち」が、お客様が疑問に思ったこと、確認したいことを、調べたり、やってみたりする新コーナーを始めます!
液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display、以下LCDと呼びます)は、例えば27型液晶でも値段もピンキリ、テカテカしているものや、フィルターがついているもの、スピーカー付きや、リモコン付きなどいろいろあります。
もちろん、いっぱい機能が付くほど高価になるのですが、人によってはあまり使わない機能などもあるかと思います。
LCDは長時間眺めるものですので、必要十分の機能を搭載したモデルを選択することが最善です。
TFT(Thin Film Transistor)とは、薄膜トランジスタのことを言います。
アクティブ・マトリクス方式により、これを各画素ごとに設けることで、画素1つ1つを制御することが出来、応答速度が速く、均一な色表現が出来ます。
昔は単純マトリクス方式というのを採用しており、代表的なものとしてSTN液晶とも言われておりました。
さて、現在、アイオーでは以下の4種類のパネルを採用しています。では、その違いを説明しましょう。
LG社が開発した方式で、AFFS (Advanced Fringe Field Switching)技術を採用することで、高い透過率、広い視野角、高コントラスト比、低消費電力を実現したパネルになります。
(ex.LCD-RDT272XPB、LCD-RDT242XPBなど)
くわっち的には、「VAパネルよりもっときれいなパネル」で覚えています。
BOE社が開発した方式で、こちらもAFFS技術を採用しております。
(ex.LCD-M4K491XDB、LCD-HC241XDB、LCD-MF277XDBなど)
くわっち的には、「いちおしパネル」です。
未だに、入力端子はいろいろ種類があります。
統一してほしいですが、なかなか難しそうですね。現在アイオーでは以下の端子を採用しています。
一般的な端子です。アナログなので、接続後に一度自動調整しておくことをオススメします。
著作権保護機能に対応していないので、ブルーレイや録画番組を見るなら、別の接続を選択してください。
デジタル家電とデジタルテレビを接続するための端子です。映像と音声などを1本のケーブルで送れるので、スッキリ接続できます。
4K60Hz 1秒間に60フレームを表示させることが出来ます。LCDや端子によって対応・非対応がありますので、仕様をよく確認してください。
MHL(Mobile High definition Link)スマホやタブレットと接続できる端子です。専用のケーブルが必要で、かつ、スマホ側も出力対応している必要があります。
DVIの後継規格になります。音声にも対応していますが、機器により対応・非対応がありますので、基本的に対応していないと思った方がいいです。MiniDisplayPort ノートPCなどに採用されています。MiniDisplayPortとDisplayPortとの変換ケーブルが必要になります。
デジタル専用で24ピンのコネクタを使用します。こちらも一般的な規格で著作権保護機能に対応しています。
デジタル・アナログ兼用で29ピンのコネクタを使用します。最近は見かけなくなりました。
アナログ専用で17ピンのコネクタを使用します。これはもう見かけませんね。
最近は、4KかフルHDかといった感じです。特殊な解像度を利用するのでなければあまり気にしなくてもいいでしょう。
他にもUXGA、SVGA、VGAなどの解像度があります。気になったら調べてみてくださいね。
湾曲しているパネルです。フラットなパネルと比較して全体を見やすくなります。
ゲームや複数パネルを使用するのにオススメです。
光沢(グレア)、非光沢(ノングレア)があり、最近は半光沢(ハーフグレア)というのも出てきました。
グレア画面は真っ暗になるとうつろな眼をした不気味な顔が浮かびあがってきて怖いので、くわっちはハーフグレアかノングレアを選択しています。
三菱電機から技術供与を受けて開発した超解像技術により映像補完機能やコントラスト自動調整など、映像視聴やゲームに最適な技術を採用しています。
FPSなどの、精細な3Dゲームや、Blu-rayの映画を見るのなら、ギガクリア・エンジンII搭載のLCDがオススメです。
低解像度の映像も、解像処理によりくっきり美しく表示します。
動画や写真をご覧になるなら、この技術が採用された物を選択することをオススメします。
ピボット(回転)機能付きのモノがあり、2画面表示で、表などを表示されるのに便利です。
サイネージ広告などでも利用しますね。
文教向けのモデルで用意されています。
お子さんが、画面をペンで押したりすると結構簡単に破損します。(滅点が出来たり、線が入ったり、ムラになったり)それを防ぐためにパネルの前面にガラスフィルターで保護します。
後付けの物も売っていますが、あとからは結構付けないもんです。最初に付けておきましょう。
結局、どういう使い方をするのかによります。
動作の激しいゲームで使用するなら、遅延の少ない液晶を選択するのがいいです。遅延があると、ゲームでの反応が微妙に遅く感じられしっくりいかない人もいるでしょう。
具体的には、LCD-RDT272XPB、LCD-RDT242XPBですね。
また、LCD-GC271XCVBも湾曲パネルでFPSなどのゲームにオススメです。
Blu-rayとか、動画を見るのなら超解像技術を採用した液晶を選択するのがいいです。4Kの動画等もありますので、4K60Hzに対応しているのがいいでしょう。具体的には、LCD-M4K491XDB、LCD-M4K431XDBですね。
お仕事や、机の上で椅子に座って、ひとりでパソコンを使うのでしたらTNパネルの液晶でOKです。
寝転がったりするとTNパネルでは見づらくなりますが、正しいポジションで使うなら問題ありません。お買い得品が多いので、お財布にも優しいです。
具体的には、LCD-MF244XB、LCD-MF211XBです。ビジネスモデルもありますよ。
くわっちは、自宅ではLCD-MF321XDBを使用しています。
パソコンが壊れて、安いパソコンに交換したら、出力がアナログRGBとDVI-Dしかないため、アナログRGBで接続しています。そのうちHDMI付きのグラフィックボードを購入しようと考えています。
皆さんも、出力端子はちゃんと確認しましょうね!
型番 | パネル | 入力端子 | 解像度 | 表面処理 | その他 | 商品写真 | 販売価格 | - |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
LCD-M4K431XDB | ADSパネル | DisplayPort、HDMI(4K60Hz)、HDMI、アナログRGB | 3840x2160 | ハーフグレア | 超解像技術、リモコン付き、フリッカーレス | ![]() |
¥87,780 | 販売終了しました |
LCD-GC271XCVB | VAパネル | DisplayPort、HDMI | 1920x1080 | ノングレア | 超解像技術、フリッカーレス、湾曲パネル | ![]() |
¥60,280 | 販売終了しました |
LCD-MQ321XDB | ADSパネル | DisplayPort、HDMI | 2560x1440 | ノングレア | 超解像技術、フリッカーレス | ![]() |
¥49,280 | 販売終了しました |
LCD-RDT242XPB | AH-IPSパネル | HDMI(4K60Hz)、HDMI、DVI-D、アナログRGB | 1920x1080 | ノングレア | ギガクリア・エンジンII、リモコン付き、フリッカーレス | ![]() |
¥49,280 | 販売終了しました |
LCD-MF244XB | TNパネル | HDMI、DVI-D、アナログRGB | 1920x1080 | ノングレア | フリッカーレス | ![]() |
¥25,080 | 販売終了しました |
LCD-MF272EDB-F | ADSパネル | HDMI、DVI-D、アナログRGB | 1920x1080 | ノングレア | 超解像技術、フリッカーレス,フリースタイルスタンド | ![]() |
¥37,180 | 販売終了しました |