さまざまなデータを使用不能にする今注目の「ランサムウェア」
ランサムウェアはマルウェアの一種で、感染したパソコンやそのパソコンに接続したUSBハードディスク、同一ネットワーク上の共有フォルダ(NASやファイルサーバー)内のデータを不正に暗号化するなど様々な方法で使用不能にし、その復元と引き換えに「身代金(ransom:ランサム)」を要求する不正プログラムです。感染経路はメール添付やウェブ閲覧など多岐に渡り、現在新種や亜種が数多く出回っているためウイルス対策ソフトでも完全に防ぐことはできません。
猛威をふるう「ランサムウェア」について、当社のお客様からの問い合わせも急増しています。その相談内容を分析すると、実際に被害にあったお客様のうち約6割がバックアップをとっており、そのうち約85%の方がバックアップによりデータを復元することができました。しかし一部のお客様からは、バックアップをとっているにもかかわらず復元できなかったという報告もありました。
「ランサムウェア」の感染に備えたバックアップは、社内で共有しているNASだけでなく、従業員が使用しているクライアントPCついても同様のことが言えます。 アイ・オーのビジネスNAS「LAN DISK Hシリーズ」なら、新たにソフトウェアを購入することなく、バックアップを複数世代とることができます。
「ランサムウェア」に備えたNASのデータのバックアップ方法として、外付けハードディスクに対して変更した部分の履歴を残すことができる「履歴差分バックアップ」が有効です。バックアップに履歴を残しておくことで、暗号化されてしまったファイルのひとつ前の世代(暗号化される前のファイル)を取り出して復元することができます。
外付けHDDのネットワーク共有を「無効」にすることで、感染したPCからアクセスできなくなるため、安全にバックアップをとることができます。
「LAN DISK Hシリーズ」に無償でついてくるバックアップソフト「Active Image Protector」を使えば、NASに丸ごとバックアップすることができます。さらに増分バックアップを使えば、より少ない容量で複数世代のバックアップをとることができます。
感染してもNASのバックアップデータから復元可能