Windows Storage Server 搭載 ビジネスNAS導入事例 【株式会社映像センター】 | ||
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企業名 | 株式会社映像センター様 | |
業界 | 流通・販売業 | |
カテゴリー | ビジネスNAS | |
製品 | Windows Storage Server 2012 R2 Standard Edition搭載ビジネスNAS HDL-Z4WLCR2 シリーズ |
映像センター様は、イベント映像事業、システム販売事業・商品の輸入販売事業をビジネスの柱に、付加価値の高いAUDIO VISUAL COMMUNICATIONS(AVC)サービスを提供する映像・音響空間づくりの専門企業です。仕事の性格上、大容量ファイルを扱う機会が多い同社では、2015年9月、ファイル共有およびバックアップ領域の拡張性を確保するために、東京・大阪においてNASによるファイルサーバーを再構築。そのシステム構成には、Microsoft社のファイルサーバー用OS(Windows Storage Server)を搭載したアイ・オー・データのビジネスNAS「HDL-Z4WLCR2シリーズ」が採用されています。同社のポリシーでもある“こころを動かすコミュニケーションの実現”に向けてアイ・オー・データの商品が採用された背景と理由を、ご担当者に伺いました。
【内田氏】はい。たとえば、大勢のお客様が集まるイベント事業においては、陰の演出者として、企画から必要な機材の選定、設計、施工、調整、本番のオペレーションなどをトータルでサポートしており、最新の映像音響機器を組み合わせ、クライアント様の伝えたい情報&メッセージを的確に発信していくためには、スタッフ間のきめ細かな情報共有が不可欠です。そのような現場で情報共有のために使用するファイルのサイズは必然的に大きくなり、コンサートなどの動画ファイルともなれば5GBを超えますので保存するデータは膨大です。また、過去の案件についても顧客管理や参考資料として作業ファイルを長期間保存しておくことが多いため、現場ではそういった増え続けるデータのアーカイブ用途も高まっています。
【内田氏】これまでは仮想環境上にファイルサーバーを構築(2TB+1TB)し、ファイル共有を中心に利用してきましたが、利用データの増加に伴い、保存領域の枯渇とCPU性能の限界を痛感していました。サーバーOS(Windows Server 2003)のサポートが終了することもあって、2015年初めから社内共有ファイルの保存およびクライアントPCのバックアップ用途として拡張性の高いシステムの検討を開始しました。
【内田氏】我々が求めたのは、「ハードの安心感」「サポート体制」「運用コスト」―この3つのバランスです。この要件の下、複数のベンダー様によるコンペの形をとらせていただき、その中で候補となったのが、アイ・オー・データ機器の商品でした。プレゼンテーション段階からアイ・オー・データの営業担当者・技術担当者の方も同席され、商品やシステムについて丁寧に説明されていた点も印象的でした。
【内田氏】今回のシステム構成は、ファイル共有用途とクライアントPCのバックアップ用途でNASを東京に2台・大阪に1台設置し、それぞれにバックアップ用外付けハードディスクを用意するというもの(→図版参照)。将来的には拠点間のレプリケーションも視野に入れているので、それに耐えうる性能の商品を導入しました。障害発生を抑えるためのパーツの選び方や仕組みまで、強いこだわりを持ってモノづくりに取り組んでいる姿勢に安心感を得ることができたことと、単に我々の要件を満たす機器の選択だけにとどまらず、求めるサポート体制をくみ取って積極的な提案をしていただけたことが大きな決め手となりました。
【内田氏】導入前の打ち合わせから、導入後のアフターフォローに至るまで、アイ・オー・データのスタッフにきめ細かに対応いただき、以前のサーバー運用時と遜色なく稼働しています。初期設定の時にいくつか問い合わせをさせていただいたのですが、その際もリモートアクセスですぐにNASの状態をチェックしていただけたので助かりました。今回のNASを導入したことにより、大容量化やクライアントPCのバックアップなどもしっかりと構築しつつ、結果的にはサーバー運用よりも大幅なコストダウンを図ることができました。
管理本部情報システム部情報システム課
内田健次氏
導入企業概要 | ||
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企業名 | 株式会社映像センター | |
会社概要 | イベント映像・システム販売・商品輸入の3つをビジネスの柱とする、こころを動かすAUDIO VISUAL COMMUNICATIONS(AVC)の専門企業。最先端のAV関連商品・コンピュータ周辺機器の輸入販売・レンタルを行うほか、イベントやコンサート等のAVC空間の企画・設計・施工からライブ演出等までを世界規模で手掛ける。 | |
所在地 | 東京都江東区 | |
設立 | 1968年6月 | |
担当者名 | 株式会社映像センター 管理本部情報システム部情報システム課 内田健次氏 |