島根県 出雲市 曽田園芸の曽田寿博氏と、地元の農業仲間、西尾和廣氏に、アイ・オー・データのネットワークカメラQwatch(クウォッチ)を使って温室管理&水やりシステムを構築した経緯について詳しくお聞きしました。
1.「温室、気になるな…、よし、出雲2号に聞いてみよう!」
2.スマホで呼び出し
3.「温度14.4度。湿度81.2%、苗もいいかんじ。オッケー!」
「出雲2号」のシステム概要は次のとおりです。 | ||||
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項目 | 内容 | 備考 | ||
システム費用 | 1箇所あたり約2万円 |
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設置箇所 | 2箇所 | 出雲の主温室に1つ 60キロ離れた広島分場に1つ |
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スマホでの表示 | Qwatch付属の 専用アプリを利用 |
専用アプリ「QwatchView」は無料。 | ||
電気が使えない温室での電源 | 太陽光発電 | 温室内にソーラーパネルを設置。それを自動車バッテリーで通して蓄電、整流した上でカメラに給電 | ||
システム構築 | 全て自力で構築 | 私は農家なので木工や機械いじりは心得がありますが、パソコンについては、一応使うもののそれほど好きではありません(機械と違って、内部動作が分からないところが親しみにくいため)。 しかしこのシステムは「温湿度計をカメラで映してそれをスマホで見る」というように、しくみが明確なので、自分で納得して迷わず作れました。 |
なお「出雲2号(TS-WPTCAM)」の前身である「出雲1号(TS-WLCAM)」ですが、こちらの費用はQwatchと温湿度計とで合わせて1万円弱でした。設置箇所は出雲の主温室2箇所(暖房の時期は4箇所)、スマホ表示や電源確保については出雲2号と同じです。
1.「温室に水まきしたいなあ。でも今、出先だしなあ…。よし、出雲2号に頼もう!」
2.(スマホ操作で首振り開始)
3.(首振りで糸を巻き取る)
4.(糸がタイマーのレバーを回す)
5.(プシャーッと水まき開始))