調べてみた!やってみた!

この道うん十年のベテラン店員「くわっち」が、お客様が疑問に思ったこと、確認したいことを、調べたり、やってみたりする新コーナーを始めます!

法人向けNASって、すごく高いけど、個人向けNASと何が違うの?

近年、NAS(Network Attached Storage、ネットワーク アタッチド ストレージ)は、ビジネス利用されるケースが増えてきています。たとえば、同じネットワークに接続されているパソコン同士でエクセルやワードといったファイルやフォルダーを部署ごとに共有できるので、スムーズに仕事ができるメリットがあるからです。
また、ビジネス以外にも、家庭内の写真や年賀状の住所録、録画した番組の共有などでNASを利用している方も多いと聞きます。 しかしながら、個人向けのNASは約3万円台∼販売されているのに対し、法人向けNASは約6万円台∼と高額に設定されています。今回は、一体どういったところが違うのかを一緒に見ていきましょう。

まず、個人NASと法人NASの違いを見てみよう

個人NASは、主に家庭で写真やビデオ動画などを家庭のPC・TV・スマホなどで共有して楽しむことを重視して作られてます。
それに対し、法人NASは、大切な業務データを保管するため、堅牢性を重視して作られています。
たとえば・・・
・RAID等の冗長性機能により、HDDが故障してもデータにアクセスできる
・バックアップを定期的に取ることが出来る
・もう1台クローンを作成できる
・UPSと接続することで停電しても自動シャットダウンできる
・暗号化やウイルス対策ソフトに対応している(情報漏洩などのセキュリティ対策)
このように、データを守るための対策を多数用意しています。
その他にも、NarSuSという アイ・オー独自のクラウド管理機能や、ISS(アイオー・セーフティ・サービス)という保守サービスなどにも対応しています。ハードウェア・ソフトウェア・サービスといった3つの方向からビジネスをサポートする体制をとっているNASが「法人NAS」なのです。

HDL4-X12
高性能CPUとNAS用ハードディスク「WD Red」を搭載したスタンダードビジネスNAS(HDL4-X12)
実効容量:6TB / OS:LinuxベースのオリジナルOS / ドライブ数:4(カートリッジ型、ホットスワップ対応)/ RAID:拡張ボリューム、RAID 6・0 / 保証:3年
販売価格 ¥152,604
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個人NASにできて、法人NASにできないことってあるの?

もちろん、個人NASと法人NASは求める内容が違うので、出来ることに相違があります。
例えば、DLNA(Digital Living Network Alliance)への対応やDLPA(Digital Life Promotion Association)への対応です。NASの録りためた映像を、ホームネットワーク内のDLNA対応のテレビやレコーダーで視聴する、DLPA対応の機器で外出先から視聴するなど、映像・音楽関連データの保管を考えるなら個人NASの方が使い勝手がいいでしょう。

せっかくなので、法人NASの特長を確認してみた

法人NASは大きく分けて2種類あります。
Linux(リナックス)ベースのオリジナルOS搭載モデルと、Windows Storage Server(ウィンドウズ ストレージ サーバー、WSS)搭載モデルの2種類です。

WSSモデルは、Active Directory(アクティブ ディレクトリ)で管理出来るため、大規模オフィスにオススメです。
また、WSSモデルはWindowsサーバーとユーザーインターフェースが同じなので、既にWindowsサーバー環境があるならWSSモデルを選択するのが、いろいろな面で便利でしょう。
オリジナルOSモデルは、出荷時から共有フォルダーが作成されており、比較的簡単に導入できます。しかし、各種設定の自由度が低いため、中規模オフィスにオススメのモデルとなります。専任の管理者が不在でも比較的導入しやすいので、初めて導入する場合はこれから始めてみてはどうでしょうか?

■オリジナルOS搭載モデルとWindows Storage Server搭載モデルの比較


オリジナルOS
搭載モデル
Windows Storage Server
搭載モデル
操作性 各社・各商品で異なる Windows標準インターフェイス
設定自由度
Windowsサーバー連携
導入難易度 低い 高い
アプリケーションの追加 △(パッケージ(機能)追加のみ) ○(動作確認済みソフトウェアのみインストール可能)
コスト 比較的安い 比較的高い
用途例
  • 初めてのNAS(一台目)
  • バックアップの保存先
  • 大規模企業の部門サーバー
  • レプリケーション先サーバー

Linux(リナックス)ベースのオリジナルOS搭載モデルはどんな特長があるの?※モデルにより採用されていないものもありますのでご注意ください。

拡張ボリューム
ファイル単位でのミラーリングを行う管理方式です。ドライブ破損時でも破損していないドライブはそのまま読み込めるので、RAID崩壊で読み込みできなくなるということがありません。
ホットスワップ対応
故障時に電源を落とさずにハードディスクを交換できます。
ウイルス対策
インストール済みモデルか、別売のライセンスを購入することでウイルス対策機能を搭載できます。
暗号化ボリューム
保存されたデータを暗号化して記録することが可能。USBメモリーやWindowsサーバーを鍵にすることができます。
バックアップ
クローン機能・レプリケーション機能・履歴差分バックアップなど豊富なバックアップ機能を用意しています。
パッケージ機能
シンプルな標準機能からご利用に応じて必要な機能を追加することができます。無駄にメモリーを消費することがありません。
クラウドストレージ連携
Amazon S3やDropboxなど各種クラウドサービスにバックアップすることが出来ます。
クラウド管理サービス「NarSuS」
リモートでNASの状態を監視することが出来ます。
アイオー・セーフティ・サービス(ISS)
専門スタッフがかけつけるオンサイト保守など多彩なサービスを用意しています。

RAIDとは違うドライブ管理の拡張ボリュームが利用できるので、ハードディスク故障時のデータ損失リスクが大幅に低減されます。
また、オリジナルOSなので、管理部分が限られており、管理しやすいのが特長です。ウイルス対策ソフトなど、各種パッケージを用意しています。

Windows Storage Server(ウィンドウズ ストレージ サーバー、WSS)搭載モデルはどんな特長があるの?

ActiveDirectory対応
既に登録されているユーザー情報を利用してアクセス権限を設定可能です。
ホットスワップ対応
故障時に電源を落とさずにハードディスクを交換できます。
ウイルス対策
別売のライセンスを購入することでウイルス対策機能を搭載できます。
バックアップ
Windows Serverバックアップでフル・増分バックアップが自動で行えます。また、「クローン for Windows」を無償でご利用頂けます。
クラウド管理サービス「NarSuS」
リモートでNASの状態を監視することが出来ます。
アイオー・セーフティ・サービス(ISS)
専門スタッフがかけつけるオンサイト保守など多彩なサービスを用意しています。
データ重複除去機能
ブロック単位でデータを比較して重複しているデータを除去しデータ使用容量を削減できます。(StandardEditionのみ)
暗号化
BitLockerによりデータを暗号化して記録することが可能。
マルウェア対策
OS標準の「Windows Defender」を無償で利用することができます。(WSS2016モデルのみ)

Windowsベースなのでバックアップやウイルス対策など、インストールできるソフトが豊富に用意されています。また、同様にWindowサーバーやMicrosoftのサービスとの連携が便利です。

シリーズ毎の特長を簡単に説明します

LAN DISK Aシリーズ
LAN DISK Aシリーズ
法人NASで最も低コストで用意できるNASです。標準で「Trend Micro NAS Security™」(3年版)が付いており、今までNASの利用を行っていなかった法人様や、少人数で運営されているデザイン事務所や設計事務所などでのご利用がちょうどいいでしょう。

LAN DISK Xシリーズ
LAN DISK Xシリーズ
ホットスワップに対応しており、2つのLAN端子でセグメントの異なるネットワークでの利用が可能です。標準で3年保証となっており、更に高剛性筺体、ケンジントンロックなど、ビジネスに必要な機能・性能を備えています。少人数のオフィスはもちろん、30人程度の中規模オフィスでの利用がオススメです。例えば、企業の支店・営業所のローカル共有ドライブとして利用するなどがオススメです。

LAN DISK Hシリーズ
LAN DISK Hシリーズ
当社フラッグシップモデルです。クラウドストレージの連携先が豊富で、DropboxやAmazon S3などにバックアップすることができます。また、状態表示LCD・エアフィルター・高剛性筺体などこだわりのハードウェア設計が行われており、より高度な信頼性を求められる法人様にオススメです。

LAN DISK Zシリーズ
LAN DISK Zシリーズ
ラインアップが豊富で9ラインナップを用意。CPU・ドライブ数・採用OS・筺体の違いで選択できます。また、WSS2012R2モデルも在庫限りで9ラインナップ現役です。採用されているCPUがCore i3、Celeronなので、快適にご利用いただけます。クラウド管理サービスNarSuSに登録いただくと、オムロンやシュナイダーエレクトリックのUPSの状態をリモートで確認できます。

■ビジネスNASシリーズ別比較表

比較項目 LAN DISK A LAN DISK X LAN DISK H LAN DISK Z



搭載OS オリジナルOS オリジナルOS オリジナルOS Windows Storage Server
保証

3年保証
(HDDは1年)※1

3年保証 3年保証 3年保証
NarSuS対応
有償保守サービス対応
Active Directory連携
(1,000名以上も対応)
推奨同時接続台数 Windows:16台/Mac:8台 Windows:32台/Mac:8台 Windows:50台/Mac:8台 搭載CPUにより異なる
Core i3:100台/Celeron:50台



ウイルス対策機能 ウイルス対策機能対応(ライセンス標準添付) ウイルス対策機能対応(標準搭載モデルあり) ウイルス対策機能対応(標準搭載モデルあり) ウイルス対策ソフト対応
USBロックキー機能
暗号化機能
(外付けHDDも対象)

(外付けHDDも対象)

(外付けHDDも対象)
UPS対応
対応一覧
NAS専用HDD
ホットスワップ対応
バックアップ
対応一覧
  • クローン
  • レプリケーション
  • 履歴差分バックアップ
    (世代バックアップ)
  • データコピー
  • USBミラーリング
  • クローン
  • レプリケーション
  • 履歴差分バックアップ
    (世代バックアップ)
  • データコピー
  • USBミラーリング
  • クローン
  • レプリケーション
  • 履歴差分バックアップ
    (世代バックアップ)
  • データコピー
  • USBミラーリング
  • レプリケーション
  • Windows Server Backup
  • クローンforWindows






6ドライブ HDL6-H
4ドライブ HDL4-X
HDL4-X/TM
HDL4-HEX HDL-Z4WPI
HDL-Z4WPD
HDL-Z4WQD
2ドライブ HDL2-AAW HDL2-X
HDL2-X/TM
HDL2-H
HDL2-H/TM
HDL-Z2WPI
HDL-Z2WPD
HDL-Z2WQD
1ドライブ HDL-AAW
ラックマウント HDL4-HR HDL-Z4WPIR
HDL-Z4WPDR
HDL-Z4WQDR

※ 現行モデルのみの掲載となります。(2018年2月22日現在)
※1 NarSuSへの登録により、HDDの保証期間も3年になります。

様々なビジネスの局面に合ったNASをお選び下さい

結局、LAN DISK Zシリーズの一番高いのを選ぶのが正解?かというとそういうわけでもありません。使用環境・規模に応じて、選択してください。高級機は、細かく設定できますが、その分管理をちゃんと行わないとユーザーの利用権限などがおかしくなってしまいます。必要ない機能は省いて必要十分なNASを選びましょう。

10人程度の環境ならば、LAN DISK Aシリーズで十分です。
細かいバックアップやホットスワップが必要、30人程度の環境ならばLAN DISK Xシリーズがちょうどいいでしょう。
更に堅牢性を求める、50人程度の環境ならばLAN DISK Hシリーズがオススメです。
それ以上の人数、または既にWindowsサーバーを利用している、管理者が居るならばLAN DISK Zシリーズを選択しましょう。
管理者が不在ならば、LAN DISK Xシリーズ、Hシリーズで、Trend Micro NAS Security搭載モデルを選択し、必要十分なセキュリティ対策を行うことで、お客様のご要望にお答えすることが出来ると思います。

NASは、ネットワークやRAIDなど難しい商品であることは我々も十分わかっています。できるだけ、分かりやすいようにWebページや説明書などでご説明しておりますが、それでも分からない点があることも、よーく理解できます。
分からない点がありましたら、お気軽にアイオープラザのNASご相談窓口か、アイオーデータの購入前案内窓口にご相談ください。専門のスタッフが丁寧に対応いたします。分からないままで悩んでいないで、是非お電話を!

オススメ!アイオーの法人向けNAS

法人NASは規模に合わせてたくさんあります!全部掲載出来ないので、主な売れ筋をピックアップします!

型番 実効容量 OS ドライブ数 RAID 保証 商品写真 販売価格  
HDL2-AA6W 3TB(拡張ボリューム時) LinuxベースのオリジナルOS 2(ホットスワップ非対応) 拡張ボリューム、RAID 1/0 3年 ※NarSuS登録が必要 ¥64,692 詳細を見る
HDL4-X8/TM5 4TB(拡張ボリューム時) LinuxベースのオリジナルOS 4(カートリッジ型、ホットスワップ対応) 拡張ボリューム、RAID 6/0 3年 ¥155,520 詳細を見る
HDL6-H18 9TB(拡張ボリューム時) LinuxベースのオリジナルOS 6(カートリッジ型、ホットスワップ対応) 拡張ボリューム、RAID 6/5/0 3年 ¥212,436 詳細を見る
HDL-Z4WQ8D 6TB(RAID5時) Windows Storage Server 2016 Workgroup Edition 4(カートリッジ型、ホットスワップ対応) 独立、RAID 5/0 3年 ¥202,824 詳細を見る
HDL-Z4WP16IR 12TB(RAID5時) Windows Storage Server 2016 Standard Edition 4(カートリッジ型、ホットスワップ対応) 独立、RAID 5/0 3年 ¥442,260 詳細を見る

他にも、ラインナップがございます。こちらからご確認ください。

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