Windows Storage Server 搭載 ビジネスNAS導入事例 【株式会社城山】 | ||
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企業名 | 株式会社城山様 | ![]() |
業界 | 流通・販売業 | |
カテゴリー | ビジネスNAS | |
製品 | Windows Storage Server 2012 R2 Workgroup Edition搭載ビジネスNAS「HDL-Z4WMC2シリーズ」 |
情報通信のエキスパートとして国体やマラソンなどの大型イベントで通信コンサルティングを手掛ける城山様では、業務効率化の手段として早くから社内ネットワークを構築し、提案資料や見積もり資料等のファイル共有に利用しています。2016年初めには、障害に強いアイ・オー・データ機器のリレーNAS「HDL-Z4WM4C2」を導入。VPN回線による遠隔地バックアップを行うなど、故障時のデータ保護と、ダウンタイム(停止時間)短縮によるビジネスリスクの大幅な低減を実現しています。時代のニーズを読み取り、培ってきた経験や技術をベースに、常に高いレベルでのサービス提供を目指す同社のネットワーク構築へのこだわりについて伺いました。
【山口氏】当社は、業務用無線機・OA機器の総合商社、大型イベント等の通信コンサルタント、雷探知機・業務用通信端末メーカー、携帯電話ショップなど、情報通信の分野で幅広い事業を展開しています。なかでも、自社開発の業務用IP無線機は、免許や基地局を必要とせずに広域通信が可能です。その特性を活かし、たとえば、マラソン大会や国体、大規模な展示会等において、IP無線機の貸し出しから、スタッフの手配・配置、通信環境の整備まで、イベント成功に向けて現場をサポートしています。
【山口氏】当社は兵庫県姫路市にある本社のほか、全国に営業拠点があり、5年以上前から各営業所内の情報共有やBCP対策としてNASを活用していました。リレーNASに移行した経緯としては、これまで使用していた営業所のNASが、2台立て続けに故障したことがきっかけでした。サポート期間は終了しており、復旧までに本社からシステム担当が何度も出向き、人的損失も含め100万円近くかかったことから、社内でシステム構成の見直しが求められました。そこで各社のネットワーク機器の情報収集を行った時にアイ・オー・データ機器の「リレーNAS」を知り、障害時もビジネスを止めないリレーNASこそが当社にとって理想的なバックアップ体制になるだろうと確信しました。
2016年初めからリレーNASとして「HDL-Z4WM4C2」を2台導入しています。システム構成としては、1台をマスターとして東京営業本部、もう1台をスレーブとして姫路本社に設置し、VPN回線を使用して遠隔地バックアップ体制を構築。無償で利用できる同期ソフト「クローン for Windows」で保存データだけでなく、設定情報も定期的に同期させています。マスターが故障した場合でも、スレーブをマスターに昇格させることでダウンタイムを大幅に短縮し、迅速に業務を復旧できる点は、システム担当者として非常に心強いメリットです。
導入時の「クローン for Windows」の設定もマニュアルが充実していて簡単でした。最初はファイルを開きっぱなしにして同期に失敗したこともありましたが、アラート機能がしっかりしていて、すぐに対処できました。また、週1回のスケジュール同期にしているため、万が一人的トラブルでマスターのデータを消してしまっても、スレーブから情報を戻せるので安心です。
実は一部の営業所ではMicrosoft社のクラウドストレージサービスMicrosoft Azureでのバックアップも行っていましたが、リレーNASではAzureとの連携も可能とのことなので、オンプレミス環境で使い勝手の良いリレーNASによるバックアップと、クラウドストレージによるバックアップを組み合わせることで、より強固なバックアップ体制が構築できるものと期待しています。
【東京営業所のマスター】
【姫路本社のスレーブ】
システム課 課長 山口和彦氏
導入企業概要 | ||
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企業名 | 株式会社城山 | ![]() |
会社概要 | 東芝の協力工場として1973年に創業。携帯電話・業務用無線機・雷検知システム・デジタルタコグラフ等の各種通信機器、OA機器等の提供から、システム構築、工事・メンテナンスまでを手掛ける情報通信のトータルサポート企業として、「情報通信で人と人を結ぶ」情報通信ビジネスを展開している。 | |
所在地 | 兵庫県姫路市 | |
設立 | 1973年5月 | |
担当者名 | 株式会社城山 システム課 課長 山口和彦氏 |