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和泉金属工業株式会社様

業界:研削盤・研磨機・組立機の製造 および販売

クライアントの希望に合わせたオーダーメイドマシン|
そこに凝縮された技術と図面から部品にいたる全データをNASで保管

高機能な研磨機・超仕上機およびアセンブリマシンのメーカーとして60年以上の製造と販売実績を持つ和泉金属工業株式会社様。各クライアントのご要望に合わせたオーダーメイドマシン(ハードウェア)と、それをより使いやすくするためのソフトウェアをご提供されています。
電装設計課主任の中尾巧氏に、NAS「HDL2-X」導入の経緯と活用についてお伺いいたしました。

アクセス人数の増加と将来的な容量不足にも備える |
RAIDから「拡張ボリューム」へ移行で解決

−−導入前はどんなお困りごとがありましたか?

【中尾氏】以前は電装課内7名ほどのPCによるデータ共有でしたが、他部署から「作業工程の確認」などでNASへアクセスする機会が増えてきました。
接続するユーザーが増えたことで、これまでアクセススピードが低下し業務に支障をきたすことがありましたが、今回の新型NASは、アクセススピードが速くてとても満足しています。

この新型NAS「HDL2-X」は、まず初めに弊社営業部に導入しました。
弊社の取引先の約8割は海外のクライアントで、インド、中国、韓国、アメリカ、メキシコ、ブラジルなど、さまざまな国の方と商談をしています。

使用方法を説明する動画や、現場で起きたトラブルを撮影した動画を保管することが業務的に増えてきました。
動画はデータが大きいので、この点も安心ですね。


【中尾氏】私の所属する電装設計課にも同じNASを入れました。電装設計課では、各クライアントに合わせたオーダーメイドマシンを設計しております。
納品後のサポートを行うために、図面データや使用部品等のデータを必ず残しておかなければなりませんから、私たちにも膨大になっていくデータ保管をどのようにしていくかという課題がありました。
以前から別のNAS(HDL2-AH2.0)でRAIDによる運用でしたが、今回からは「拡張ボリューム」で使用しています。
将来、容量不足になったとしても大容量のHDDへ交換することでさらに容量アップも行えるので安心ですね。

<おすすめポイント?>アクセススピード

Intel Braswell Celeron N3010 CPUを採用し、高い処理性能を実現しました。転送速度110MB/s(Read)
※「拡張ボリューム」での実測値

<おすすめポイント?>データを維持したまま容量を拡張できる

「拡張ボリューム」には、RAIDにはない優れた拡張性があります。従来のRAIDでは簡単に容量を増やすことができず、データの移行にも多大な労力が必要でしたが、「拡張ボリューム」ならHDDの交換や外付けHDDの接続により、簡単に容量を増やすことができます。
「拡張ボリューム」とは、ペアとなる2台のHDDにファイル単位でデータをミラーリングする技術です。

NASのバックアップをクラウドに保存しBCP対策 |
「BOX」との連携に満足

−−具体的なデータの保管方法は?

【中尾氏】このNASのバックアップデータはクラウドストレージに保存する設定にしています。
最終的なデータを「クラウドストレージ」にバックアップしたいと思っておりましたので、対応確認がとれていた「BOX」をあわせて契約して利用しています。万が一「HDL2-X」が物理的に壊れてしまっても安心ですよね。
ビジネスを止めないという観点からみても、別の拠点からアクセスしてクラウドストレージサービスのファイルを参照できる点も本当に魅力的です。

<おすすめポイント?>クラウドストレージとの連携

LANDISK Xに「クラウドストレージ連携」パッケージを追加する事でさまざまなクラウドサービスと連携することができます。

−−ESET File Securityもご利用でしたね?

【中尾氏】弊社は海外在住のクライアントとメールやネットを介して連絡を取り合う機会が多いので、ウイルス感染の危険性が高く、「HDL2-X」と同時購入したウイルス対策機能を活用しています。
以前にクライアントからのメールに添付されていた資料にウイルスが含まれていて、ランサムウェアの被害に遭いました。幸い、NASを入れ替えるためにデータ移行作業を終え、別の環境へデータをバックアップしていましたので、助かりました。
今回から、ランサムウェア対策向けのバックアップ設定を始めています。

ランサムウェア対策のご案内

http://www.iodata.jp/biz/ransomware/


−−NarSuS (ナーサス)についてはいかがですか?

【中尾氏】何度か通知を受けて、都度確認しています。
私が社内に居ないタイミングであっても、私へ通知がくるように設定しているのでいいですね。ドライブの温度も確認もできるようになりましたので、NAS本体の設置場所なども工夫できるようになりました。

NarSuS (ナーサス)

http://www.iodata.jp/ssp/nas/biznas/narsus.htm
トラブル時にすばやく異常をメールでお知らせ!
NASにトラブルが発生したら、自動的にNarSuSデータセンターに状態が送信されます。NarSuSデータセンターは、それを受けてユーザーにメールでトラブルをお知らせ。万が一の障害もいち早く察知できます。

2017年11月15日より新機能! 「予兆通知サービス開始」

http://www.iodata.jp/news/2017/information/narsus_sign.htm
「NarSuS」の運用で得られたNASに搭載されたHDDのべ12万台のビッグデータにもとづき、独自の技術で異常を検知し、故障前にHDDの交換タイミングをメールでお知らせします。さらに「有償保守サービス(ISS)」の契約も行っていれば、通常保証とは異なり、予兆通知の段階でHDDを交換いたします。

今後の展開|
システムをもっと活用し、スピード感をもってクライアントに応えたい!

−−今後の展開をお伺いしても?

【中尾氏】弊社では、海外からのオファーが増加傾向にあります。製品やサービスに何を求められるかは、お客様によって千差万別ということもあり、オファーの数だけご要望も多様化しています。
確実なデータ保管体制でクライアントのサポートを行えますし、今後の事業拡大も安心ですね。

導入企業概要

企業名
和泉金属工業株式会社
設立
1946年9月16日
担当者名
技術部 電装設計課 主任 中尾巧氏
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